模型作例記事 寄稿のご案内

寄稿記事紹介
08 /21 2017
「1970年代、プラモデルの売上を支えたのは小学生男子だ。彼らは事前に資料を集め、入念な工作を行ってキットを完成させたか? 否、誰もそんな丁寧な事はしなかった。では、彼らは間違っていたのか? 断じて否! 「正確・精密」を追求するのはプラモの楽しみ方の一つであり、義務ではない! 今、改めて少年の心を取り戻し、説明書と箱絵だけを足がかりに、工作を最低限にとどめ、妄想を膨らませてプラモを作ってみよう。70年代のシンプルなキットは、そんな自由な遊びにピッタリだ!」

…こんな口上で始まる模型作例記事を、現在発売中の新紀元社刊『クラシックキット モデリングテクニック (スケールモデル ファン Vol.30) 』に寄稿しています。
scale model fan 30 
題材はタミヤ1/48 陸軍四式戦闘機 疾風。「少年ゴコロの妄想プラモを筆塗りで完成させよう!」と題し、小学生のように「箱絵と説明書以外は見ない」「無改造素組み」で、その代わり機体の来歴と塗膜の劣化状況をたくましく妄想して、水溶きアクリル筆塗りによる表現を楽しもうという主旨。機会があればご覧下さい!
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童友社1/32 P-51Dマスタング

自作模型紹介
08 /20 2017
2017年8月、12時間で完工。古いトミーの電動キットの金型で、電池ボックスの分コックピットが浅いなど色々と豪快な省略がありますが、シャープなシルエットと凹リベットのモールドはそそります。

Doyusha 1/32 P-51D Mustang
Done in 12 hours. Old, once motorized mold from Tomy. Still attractive rivets.

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塗装は水溶きアクリル筆塗り。当時のカラー写真によく見られる、アメリカ陸軍機のオリーブドラブ塗装が退色・チョーキングでカーキになっている状態を表現した。
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国籍マークはデカールだが、紺色部分の上にタミヤアクリル「シーブルー」+「フラットホワイト」を水で10倍程度に溶いたものを薄く被せ、軽くサンディングして馴染ませて、退色を表現している。
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全体の汚しは油彩、「バーントアンバー」と「ブルーブラック」を適宜混ぜながら「オドレスペトロール」で溶いたもの。排気汚れは煤よりオイル中心のつもりで表現。
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下面はエンジンを中心にオイル汚れが集中する。油彩で濃く描き込んだ。
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本体塗装の下地。まずタミヤアクリルの「オリーブグリーン」を通常濃度の水溶きで二層。
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その上から、水で5~10倍程度に溶いた「カーキ」を薄く被せ、退色・チョーキング層とする。機首エンジン回りやコックピット周辺、主翼付け根、機銃ハッチなど、擦れる部分は800番のスポンジヤスリで水研ぎする等して剥がす。
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実機のインベージョン・ストライプはフリーハンド刷毛塗りだった模様なので、模型でも鉛筆で下書きしてフリーハンドで塗った。
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デカール貼付。この後、リキテックスのツヤ消しニス「パーマネント・マット・バーニッシュ」の筆塗りで表面をコーティングしてから、マーキングの退色表現や全体の汚しを行う。
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スピナー塗り分けのガイドとするため、モーターツールで回転させてシャープペンシルで線を引いた、塗り分けそのものはフリーハンドで、結局どこにもマスキングはしていない。
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バンダイ 1/48 メガサイズモデル 量産型ザク

自作模型紹介
08 /14 2017
8月11日、行きつけの模型店「エムズプラス」主催のイベント「プラモ早作り大会」に参加し、バンダイ 1/48 メガサイズモデル 量産型ザクを作りました。所要時間は7時間程度。

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少し時間が余ったので、予備に持って来ていたSDシャア専用ザクも作りました。
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タミヤ速乾流し込み接着剤で組み立てをスピードアップ。合わせ目消しは目立つ箇所だけ大雑把に行い、塗装はいつもの水溶きアクリル筆塗り+油彩で質感。
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最後に、全員の完成品、集合写真です。今回は結構手こずった人が多かったのですが、みんな形になって良かった。お疲れ様でした。
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バンダイ エクシードモデル ザクヘッド 量産型

自作模型紹介
08 /09 2017
2回販売して2回ともすぐ品切れ! バンダイのガチャ、「エクシードモデル ザクヘッド 量産型」を塗りました。

キットは500円のガチャガチャで、カプセルなし、組み替えると簡単にザクヘッドになるというもの。ちょっと余りパーツは出ますけど。

作業は前回の1/60旧キット量産型ザクと同様、水溶きアクリルで大スケールのザクの質感を出す練習です。今回は成型色が緑だったので完全な隠蔽を目指さず、やや白っぽい本体色を雑に被せて、塗り残しをシェイドや傷の表現として利用してみました。CIMG0753.jpg CIMG0758.jpg CIMG0760.jpg CIMG0777.jpg CIMG0784.jpg 

バンダイ旧キット 1/60 量産型ザク

自作模型紹介
08 /08 2017
比較的大スケールのガンプラをミリタリー風の質感で水溶きアクリル塗装する試験として、バンダイ旧キット 1/60 量産型ザクを作りました。塗装試験が目的なので無改造、合わせ目も消していません。モノアイだけは、アルミテープを貼ったウェーブHアイズ8mmに交換しました。

組み立ての途中までを自宅で進め、最終的な仕上げは2017年8月5日の「第17回大阪ねんど会」会場で行っています。

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旧キットらしいもったりした印象ですが、関節にはポリキャップを挟み込む構造になっており、プロポーションも初期アイテムである1/144などよりはだいぶこなれています。
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緑の暗部はタミヤアクリル「NATOグリーン」、明部は「スカイ」、グレイの部分は「ジャーマングレイ」と「ダークグレイ」の重ね塗り。油彩「バーントアンバー」「ブルーブラック」で全体を汚し、「カドミウムオレンジ」でアクセント。
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ちょっとメイキング。手に入ったキットがシャア専用だったため、本体色はピンク。挟み込みの関節部は事前に濃いめの量産型カラーで塗りました。その上から明るめの色を被せて最終的な状態に持って行ってます。
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油彩フィルタリングのビフォーアフター。 この後、細かく汚しやアクセントを入れるので、もっとドロドロに。
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ブラスコウ/秋友克也

模型作例ライター(城、AFV、最近は空など)で文芸翻訳家(主にアメコミ)。「戦車 塗装」の検索で自分が書いた「水溶きアクリル塗装」ハウツーが一番に出るのがちょっと自慢。